犬のアレルギー 闘病記 
   
愛犬茶々丸の2年間にわたるアレルギー闘病記をアップしてみます。
まだ完全には完治していませんが、私の治療法が間違っていたのか
これで良かったのか記憶にとどめておこうと思いました 
 .年月 茶々丸の状態 投与薬 手入れ  状 態
2009.12

まだ皮膚はきれい
抗生剤

ノルバサンで局部的に洗う

腹部に円形に湿疹ができる
大きさは10円硬化大

べたっとした状態で毛をつまむとごっそり抜ける

抗生剤と局部シャンプーで2週間後には
きれいに治る。

だがしばらくするとまた腹部に湿疹ができている。
また病院に行き同じような処方をしてもらう。

このころはまだ毛がふさふさしている
2010.6

湿疹ができたり 治ったりのくり返し
抗生剤

抗ヒスタミン剤

ノルバサンシでシャンプー

菌の培養検査も行う
良くなったり 悪くなったりを繰り返す

細菌感染をまず疑い、菌の検査を行う。

この場合シャンプーすることで 広がる可能性があると言われ
シャンプーは特に気をつけた。

結果 現段階では菌は見当たらなかった

根底にアレルギーがあるかもしれないと言われた
2010.7 腹部の湿疹がどんどん広がっていく ホルモン検査

アレルギー検査 

ホルモン検査
アレルギー検査を行う

結果
甲状腺機能低下症


アレルギーは
肉 たまご 白米 玄米 ミルク 大豆 花粉症 ハウスダスト
他 数え切れないほど
 
2010.7  腹部の湿疹が足の付け根あたりに向かって広がっていく

毎日 シャンプーしていても関係なかった 

甲状腺ホルモン剤服用

食事療法
z/d ULTRAアレルゲンフリーに
変える

キャベツ 鶏肉でダイエット食をプラス 
甲状腺ホルモン剤は生涯 服用

食事はアレルギーの原因となるものは極力排除
2010.7  同様の治療をしていても全く改善されない インターフェロンの注射を開始

週1回 毎週8回


犬インターフェロン注射は免疫力のバランスを
調整するために行った。

だが
先天的なアレルギーだったら効果もあるが、後天的
アレルギーに対しては7割ほどしか効果がないらしい。

効果は期待できなかったが、試してみる価値はあると思った。

高価だった。 5250×8回

2010.8   

下腹がひどい。
胸は十円禿げができ出した。
インターフェロン注射 続行

甲状腺ホルモン剤


抗ヒスタミン剤
 

全く改善しない。

かゆみがあるので夜中じゅう 脇やお腹を必死に掻く 

写真では分かりにくいが 体中に十円禿げ 湿疹が
あっちこっちに沢山できだした

お腹の湿疹はジュクジュクして 膿のような黄色いものが
べったりしている

臭いも相当ひどく 臭くてたまらない

皮膚の手入れがしやすいように サマーカットした。

毛あしが短くなった分 皮膚の状態がよくわかる。


抗生剤は服用していない
2010.8   手入れで必死の為 写真を撮ることができなかった ステロイド服用 開始 

甲状腺ホルモン剤

抗ヒスタミン剤

全く治療が効果がないので
ステロイドを始めることにした。

魔法の薬と言われるように
飲んだ日から全く掻かない

湿疹部分は膿のようなものが翌日にはバリバリに乾燥して

皮膚もボロボロの状態になり ふけ状のものが
沢山床に落ちている。

ステロイドの服用は だらだら飲むのではなく
最初は2日1回の割合 しばらくしたら3日に1回
次は4日に1回と間隔を広げていき いつかは止める

 2010.9  あまりの痛々しさに写真を撮ることができなかった
ステロイド服用 継続

甲状腺ホルモン剤

抗ヒスタミン剤

ノルバサンでシャンプー
 

先生に言われたように湿疹部分をシャンプーを言われたが、
シャンプー剤を使うと、皮膚が真っ赤になり、赤いぶつぶつが体中にできた。

あまりの深刻な状態なので、シャンプー剤を使わず
ブラッシングだけで手入れをしたこともあった。

また お湯だけでシャンプーしたこともあった。

この間に木酢液を試してみた。
だが反対にかゆみが増したように やたら掻きだした。


この間は必死にお肌の手入れをしていた。

毎朝 1時間 たっぷり茶々丸の皮膚の手入れをした。

2010.10  

体からジュクジュクと汁がでて ものすごく臭い

座っている場所がべたべたとぬれていたこともあった
ステロイド服用

甲状腺ホルモン

抗ヒスタミン剤 


ノルバサンでシャンプー
 


手入れを続けていたが、お腹の湿疹は写真のようにどんどん
広がり ジュクジュクもものすごくひどくなっていた。
臭くて 家に入るとものすごい臭いだった。

先生に見てもらう。先生は言葉を失う。
看護師さんも 言葉を失っているような気がした。

皮膚が赤く炎症をおこし その結果皮膚が真っ黒になった。

皮膚から出た液が空気中の菌にふれ 黄色いべたべたした膿状になる。
とにかく臭くて 部屋中が汚れてしまうくらいひどかった。
 

この時先生にこの黄色い膿みたいのは黄色ブドウ球菌かと尋ねると先生は違いますとはっきり言われた。でもあっちこっちのサイトではこれは黄色ブドウ球菌らしいとあるのにな・・・・??

胸の毛が生えている部分も炎症を起こしているのが分かる。
いずれこの白い毛は抜けることになる。

2010.11   ステロイド  3日に1回

甲状腺ホルモン

抗ヒスタミン剤 


漢方薬

ノルバサンでシャンプー

この頃は
肛門の周り
 口の周り 目の周り 鼻の周り
すべてがジュクジュクになっていた。
かゆみも相当ある。


胸のあたりも湿疹が増えてきて、
脇や胸 喉を掻きむしるので、
毛が抜けてしまった。

脇を保護するためにTシャツを着せ、
さらしの腹巻を巻いた。


インターネットで調べて 漢方薬局に
犬のアトピーですが、犬に処方してもらえますか?と
藁をもすがる思いで電話をした。

1ケ月に2万ほどもする漢方薬を開始した。
漢方薬の内容については企業秘密と言われる。

 2011.1   ステロイド 3日に1回

甲状腺ホルモン剤

抗ヒスタミン剤 


漢方薬

ノルバサンでシャンプー

どんどん
 毛が抜けていき花粉症対策用にと
アレルギーフルスーツを作ってみた。

皮膚が真っ黒になり、毛の色もねずみ色になり
見た目もひどいので それを少しでも散歩時には
隠せるようにと着せてみた。


炎症がひどくなり シャンプーするたびに
皮膚が
真っ赤に炎症をおこし、見ているだけでも痛々しい


この頃 気が付いたのだが、食事の後などにお腹、胸の皮膚に赤い湿疹がぶつぶつと
出てくるようになった。
触るだけで ものすごく熱かった。


寝姿は脇を抱えて小さく縮こまるような姿で かゆみに耐えている様だった。
2011.2  

鼻の周り 口の周りも痒くてたまらない 
目も掻いていた
ステロイド 3日に1回

甲状腺ホルモン剤

抗ヒスタミン剤 


漢方薬

ノルバサンでシャンプー

ただひたすら掻きむしる。

ステロイドを飲ませても 全く効果なし。

飲んだ後から バリバリ掻く。

あまりの痒みのせいで 夜中じゅう唸り声を出して歩き回る。

他の犬のベッドを口の中も痒いのか 引きちぎってボロボロにする

ある日留守の間に エリザベスカラーを外し 喉の部分を後ろ足で掻き 家の中が血しぶきで悲惨な状況になっていた。

 
 2011.3

このころ一番痒がったので、サプリメントもいろいろ
試してみた
ステロイド 3日に1回

甲状腺ホルモン剤

抗ヒスタミン剤 


漢方薬

エファベット(皮膚ケアサプリメント)

アロマケアも挑戦

ホホバオイルで保湿を開始

SOD & プロポリス
(抗酸化作用サプリメント)

ノルバサンでシャンプー

この時点ではまだ毛が抜け続けている。

皮膚は真っ黒 毛もねずみ色になってしまった。

脇 喉 腹 胸 とにかく 掻きむしる。皮膚の損傷を極力最小限に抑えるために 洋服を作った。

アレルギー 引っ掻き防止服
 

最初は胸 袖 腹を保護するように作ったのだが、
途中で喉を掻くようになったので、襟も加えた。

散歩に出ても 喉の毛も抜けてしまっていては 
気味悪がられたので、とにかく喉を隠した。

化学薬品に頼れないと思い アロマケアも
挑戦した。

だが アロマケアも自信持ってできなかった。
高価なアロマオイルを購入したが、茶々の
痛んだ皮膚には刺激が きつかったようだった。
使用した時は異常に掻きだした。

アロマケアがきっかけでホホバオイルを使用

この頃は、わき腹から背の方へ ガサガサの
湿疹がたくさんできた。

尻尾にもガサガサの湿疹ができていた。

すき櫛でガサガサをとるようにブラッシングをした。

 2011.4  

かわいそうな姿なので、あまり見せたくなかったが、
服の下はこんな状態だった。
ステロイド 3日に1回

甲状腺ホルモン剤

抗ヒスタミン剤 


漢方薬

SOD & プロポリス
(抗酸化作用サプリメント)


エファベット(皮膚ケアサプリメント) 

ホホバオイルを使用

ノルバサンでシャンプー

ホホバオイルを使用して、しばらくして
ジュクジュク部分が少しずつ無くなっていた。

シャンプー後 体が乾かないうちに
ホホバオイルを塗る

ホホバオイルの種類
未精製ホホバオイル  精製ホホバオイル
いろいろ試してみた。

精製ホホバオイルに落ち着き 1日に2回
洗うか 濡らした後 保湿した。

茶々丸も触ってもらうのが気持ちが良いのか
じっとしている。

写真のようにわき腹まで毛が抜けている。
脇の下 胸 喉はいつもジュクジュクしている。

ねずみ色の毛はすべて抜けていく。

 
 2011.5  

真っ黒になった皮膚が少しずつピンク色に
変わってきた

毛は全く抜けてツルツルになってしまった。
ステロイド 3日に1回

甲状腺ホルモン剤

抗ヒスタミン剤 


漢方薬

SOD & プロポリス
(抗酸化作用サプリメント)

エファベット(皮膚ケアサプリメント) 

精製ホホバオイルで保湿

ノルバサンでシャンプー
ただひたすら 掻く

夜中じゅう掻くので 体をさすってやったり
ぬれタオルで体を冷やしてやる

体が熱くなったら 掻くので
凍っても柔らかな保冷剤で両脇を冷やす。 

茶々は嫌がったが、それでもかゆみに耐えている様子が伝わる。


日に2回のホホバオイルの保湿は続ける。

ねずみ色の毛がブラッシングの度に少しずつ抜け
代わりに白や茶色の毛が生えてきた。

 2011.5  

この頃からメッシュのエリザベスカラーをつける
ステロイド 3日に1回

甲状腺ホルモン剤

抗ヒスタミン剤 


漢方薬

SOD & プロポリス
(抗酸化作用サプリメント)

エファベット(皮膚ケアサプリメント) 

精製ホホバオイルで保湿

ノルバサンでシャンプー 
あまりの暑さと茶々の体の熱さで
体がいつもじっとり、蒸れているようだった。
おまけに喉はジュクジュクがいつまでも 治らない。

考えた結果 メッシュのエリザベスカラーを考案

このメッシュは大きすぎて 隙間から手や足を
舐めることができたので、もう少し小さめの枡目の
カラーを作りました。

1号は軽くて良かったのですが、あんまり舐めない
時に使用します。
2011.6   

掻いた後から毛が生えてきた。
ステロイド 3日に1回

甲状腺ホルモン剤

抗ヒスタミン剤 


漢方薬

SOD & プロポリス
(抗酸化作用サプリメント)


エファベット(皮膚ケアサプリメント) 

精製ホホバオイルで保湿

ノルバサンでシャンプー

効かないステロイドを飲ませる日を待ちわびた。
ステロイドを飲ませた夜 今まで以上に
掻きむしることもあった。

掻いて 掻いて また掻いていた。

服の中にこれ以上皮膚が傷付かないようにと
タオルで腹巻を作った。


この後湿疹は頭頂部まで広がる。

ガサガサの湿疹はすき櫛でこまめに取り除いた。
取り除いた後 ホホバオイルを塗った。

ホホバオイルで保湿するとガサガサの皮膚が
柔らかくなる。


脇を思いっきり掻いているが、掻いた後からうっすらと茶色の毛が生えてきた。
2011.7   

下腹に白い毛が生えてきた
ステロイド 3日に1回

甲状腺ホルモン剤

抗ヒスタミン剤 


漢方薬

SOD & プロポリス
(抗酸化作用サプリメント)


エファベット(皮膚ケアサプリメント) 

精製ホホバオイルで保湿

ノルバサンでシャンプー 
日に2回のマッサージ 保湿に気をつけた

相変わらず掻き続ける。

だが掻いた部分から新しい毛が生える。

先生に「毛が生えてくるので皮膚を刺激して痒いのでしょうか」

つまらない質問をした。 

毛が生えてくることで少し気持ちが前向きになった。
2011.8   

シャンプーを喜ぶようになった
シャンプーしよう  というと尻尾をふる
きっと体をさすってもらうのが、気持ち良いのだろう


ステロイド 3日に1回

甲状腺ホルモン剤

抗ヒスタミン剤 


漢方薬

SOD & プロポリス
(抗酸化作用サプリメント)


エファベット(皮膚ケアサプリメント) 

精製ホホバオイルで保湿

ノルバサンでシャンプー 
1日クーラーをつけて体を冷やすように心掛けた。

日中あまりに熱い時は 外で行水
お湯は使わない。タオルドライのみ 
 2011.9  

全体にうっすらと産毛が生えている
遠くから見るとねずみ色ではない
ベージュのような色合いにも見える
ただし服を脱ぐと みじめなヒョウ柄が目立つ


ステロイド 3日に1回

甲状腺ホルモン剤

抗ヒスタミン剤 


漢方薬

エファベット(皮膚ケアサプリメント) 

精製ホホバオイルで保湿

ノルバサンでシャンプー  
 SOD & プロポリス 休止することにした。

どんどん毛がはえてくる 皮膚の状態もましになっている。


最近 以前に比べてかゆみがましになったようだ。
なぜなんだろう・・・

SOD & プロポリスを止めたから?

私の留守中にカラーを外して喉を掻きむしり、
主人が病院に連れ行ったことがあった。
その時注射のステロイドを打ってもらった。
それ以後 茶々丸の痒がり方が ガラッと変わった。
ちょっと注意すると 掻くのを止める。
そのまま 横になって伸び伸び寝る。
不思議でしょうがない・・

 
 今後の様子はのちほどアップします